まず、この本「笑いと感動! スポーツまる秘話」自体のお話なんですが、
友達の漫画家、大岩ピュンさんに紹介され、
家内の富士山みえるが絵を描くということで 、
はじめ、他の原作者がいました。
その人が都合により降りてしまって、ヒマだった私、うおりゃーが原作をやることになり、
漫画家が原作やるんだから、いきなりネームの形でいいだろう。
わざわざ文章にしてから、漫画にするなんて二度手間だ・・というわけで
ネーム等おおまかな構成までは、私が担当しました。
版元から提示された企画は、はじめ、各種スポーツの起源や記録、おもしろ情報をまんがでやってくれ・・・
という漠然としたものでしたが、
スポーツの説明は、現役選手を登場させたほうが説得力があるネという版元の要望で、
編プロの担当スタッフ、熱血体育会系の女性新人編集者(スゴイ馬力)が
現役の、もしくは引退されていても一般の人がみんな覚えているような名選手に
かたっぱしからアポとってお願いするということになりました。
予算はないのに。
要するに各選手の御厚意におすがりする以外にないのですが、
これが想像を絶するような、たいへんな、 世間知らずのやりかただったようで、
本の制作、進行は、アポをとり、よい返事がもらえるかどうかで
予定が二転三転。最後まで本ができるかどうかわからないという、
今までやった仕事の中で一番スリルのある仕事になりました。
なにしろS学館のスポーツ担当の編集者にこの本を見せて、そういう話をしたら、
「そんな無茶なやりかたで、よくこんなにまとまった本になりましたねー。すげえなあ」
と、感心というか、あきれていましたから。
そのくらい乱暴なやりかただったのでしょう。
さて、井上選手のお話ですが、
有名な「母に捧げる金メダル」のエピソードと、「はじめは弱虫で、遊ぶように柔道をはじめた」ということ、
あと、井上選手が、特に子供達のために開く柔道教室に力を入れていること、
「身体を動かすって、いいことだよ。みんなもやろうよ」という、井上選手の子供達へのメッセージをからめて
なんとか短いページ数にまとめました。
漫画にするため、いろんな記事、本を参考にしましたが、
その中の一冊に、僕のライター時代、お世話になった編プロ・社長の奥さんで
じつは大学漫研の先輩、瀬戸環さんの著作があり、
なんというか、すごい不思議な縁を感じました。